2015.10 遙かなる馬産地の記憶 終戦70年特別企画

 

遙かなる馬産地の記憶 (競馬道OnLine選書)

遙かなる馬産地の記憶 (競馬道OnLine選書)

 

戦後70年、競馬の世界も太平洋戦争前後を知る人が希少に。馬産地・日高はいかにして産まれたか、戦前・戦後の状況をレポート。

戦後70年を経過し、競馬の世界も太平洋戦争前後を知る人が少なくなった。馬産地・日高はいかにして産まれたのか。江戸時代からの歴史を探り、また、生存する関係者へ取材を踏まえ、戦前・戦後の馬産に関する状況を、日高を訪ねて20年超となる著者がレポートするヒストリーノンフィクション。なお、本書は馬産地・日高の過去を知ろうとする著者なりの試みでもある。ここで言う過去とは「昭和における素顔」と置き換えてもよく、この国のありとあらゆる事柄に大きな転機をもたらした太平洋戦争を起点として、減反政策の実施により、多くの一般農家が馬産への転換を図った昭和40年代のなかばを終点に充てている。なるべく多くの読者に楽しんで読んでもらえるよう、当時を知る人をできるかぎり訪ね歩き、彼らの記憶を、その色彩を失わないように記述されている。

┣■【馬産地】密着ライターとしての本領発揮というべき本。これだけのインタビューを敢行できたのも「終戦70年特別企画」という肩書きがあったからこそだと思うが、ライター冥利に尽きるのではないだろうか。まさに『レガシー』(遺産)になろうとしているからね、今や・・・ 

┣■本当に貴重なデータではあるのですが、正直ここまでやったのであれば、もっと写真も掲載して欲しかった。各々貴重な写真を持参していたはずで、それらも公開して貰えるよう交渉すべきだったよね。そういう面で非常に勿体ない作りをしていると思う。

┗■競馬にどっぽり嵌まったファンであれば、ほぼ知り得た話ではあるけれど、1冊にまとめたところに価値があると思う。「平成」編も改めて出版して欲しいと、ほんの少しだけ思う次第。 まさに「レガシー」だからね。いや「廃墟」というべきか?(爆)

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