2012.08 地方競馬の戦後史 始まりは闇・富山を中心に 競馬の社会史 別巻1
家畜・馬匹・畜産能力検定・引揚同胞援護・戦災復興・進駐軍慰安・憲法発布記念…とりどりに銘打ち、津々浦々を駆けめぐる官・民あげた“合法の闇競馬”。馬場に集う農民・子ども・若い娘や女性・地元やくざ・ヨソ者で湧き上る熱狂のなかに、また盛り上げる進駐軍との間にどんな思惑と人間模様が交差したのか。1945年敗戦の秋から1946年11月20日地方競馬法施行の日まで11県を除きほぼ連日開催された1年間の実態、そしてその後の競馬の行方と競輪の登場までを明かす初の闇競馬史。
┣■前著『文明開化に馬券は舞う―日本競馬の誕生』は発売と同時に購入。今や手元に残っておりませんが(引っ越しのため泣く泣く裁断した)、ようやく次回作である本書を手にすることができました。約5年越しですか。長かったなぁ。(苦笑)