白狸の考現家 +KEIBA

昔『ギャンブル依存症』でした。私は【競馬】で会社を転々としました・・・

競馬業界就職読本2

 

競馬業界就職読本〈2〉 (流星社の競馬本)

競馬業界就職読本〈2〉 (流星社の競馬本)

 

内容紹介

大好評をいただいている『競馬業界就職読本』の続編。再び競馬サークルの多岐にわたる職種をピックアップし、その道の先人たちのインタビューなどで、実際の仕事内容、その素晴らしさ、厳しさ、楽しさ、苦しさなどを紹介する。競馬サークルにまったくコネのない方にぜひ読んでいただきたい。

出版社からのコメント

ロングセラーとなっている『競馬業界就職読本』の第2弾。多くの競馬関係者に取材を敢行!「競馬業界で働きたい……」と夢見るキミたち、「趣味は競馬、職業も競馬」と胸を張りたいキミたちへ、競馬サークルで働く先人たちからのメッセージをお届けする。今後、競馬業界ではどの分野に求人が多くなるのか。また、多くの読者が希望する分野とは。競馬業界の広い分野を取材しているが、本書では、その2点が重なりあるポイントとして、JRA厩務員になりたい方と、牧場(特に育成場)で働きたい方に対して、競馬学校厩務員過程を初めて徹底取材する等、有益な情報をとことん集めて編集した。例えば、勢司和浩調教師。例えば、川島信二騎手。例えば、ディープインパクトやサイレントディール担当の市川明彦厩務員、みなさん競馬関係とは無関係の家庭で生まれ過ごしてきた。本書でも、前作同様、競馬サークルとは関係のないところから業界に飛び込み、そして活躍されている方々を中心に取材を行った。本書もまた、インブリードがきつすぎる競馬サークル内に、競馬とはまったく無縁の読者から新しい血脈が入っていくことを密かな目的としている(笑)。「競馬業界にコネがない……」と嘆いている方をお助けできれば、編集子として、これ以上の喜びはない。

抜粋

トゥザヴィクトリー、ビーポジティブ、サイレントディール、ブラックタイド、ディープインパクト。皆さんご存知の金子真人オーナー所有、池江(泰)厩舎所属の名馬たちだが、この全馬に携っているのは、実はたったひとりの厩務員なのだ。それが本稿の主人公、市川明彦さんである。
 京都府の丹後地方出身の市川さんは、馬とはまったく関わりのない地域、家庭に生まれた。高校在学中に馬術部だったわけでもなく、陸上競技のハイジャンプとやり投げでインターハイに出る、アスリートだったという。
 卒業後、地元の農協に就職し、貯金の勧誘や集金などの業務をこなしていたが、大きな組織で、独特の縦社会に馴染めなかった市川さんは思いきり良く辞職。そして、仕事を探しに、京都市に赴いた。
「旅館を転々としながら、仕事を探してウロウロしていたんですが、一息つこうと思って、喫茶店に入ったんです」
 その店のオーナーである橘麻江さんが「何してるの?」と市川さんに話しかけた。
「田舎から出てきて仕事を探している」と答えると、ちょうど従業員を探していた橘さんが「ウチに来ない?」と誘ってくれたのだ。しかも、当日の宿も決まっていないことを知ると、なんと自宅に泊めてくれ、夕食までご馳走してくれたという。
 橘さん宅に居候しながらお店の仕事を手伝い始めた市川さんは、その後、橘さんの姉である八重子さんの経営する、京都競馬場内にあるレストランを手伝うようになる。
 ちょうどこの頃、市川さんとは中・高校と同じ学校で、高校では同級生だったくるみさんと結婚する。将来設計を考え始めた市川さんは、いつしか、喫茶店のマスターになりたいと思い始めた。しかし、橘さん姉妹からは、飲食業ははやるかはやらないか難しく、不安定だから止めた方かいいと諌められる。
「厩務員という仕事があるけど、やってみない?」
 ある日、麻江さんがこう言った。 -「寝ても馬、醒めても馬の20年」池江泰郎厩舎・市川明彦厩務員

 

 ┣・1は所有していなかったみたいですね。(^o^;) 

競馬業界就職読本 (流星社の競馬本)

競馬業界就職読本 (流星社の競馬本)

 

 

 

 

 

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