白狸の考現家 +KEIBA

昔『ギャンブル依存症』でした。私は【競馬】で会社を転々としました・・・

ROUNDERS vol.4 「馬見」サラブレッドの身体論

 

内容紹介

第4号の特集は、「馬見 サラブレッドの身体論」。馬を見ることは、ホースマンたちにとっての永遠の希望であり、競馬ファンにとっての見果てぬ夢です。走る馬を見抜くことさえできれば、と誰もが考え、その芸術品のような肉体に魅了されてきました。今回の特集は、馬の身体(馬体)を通して、競馬を見つめ、馬券を考えていきます。調教師、生産者、獣医師、パドックに立ち続ける者というそれぞれの立場において語られる、アスリートとしての馬の身体論は、競馬ファンなら必読です。
◆特集◆
【インタビュー】「わが理想のサラブレッドたち」
二ノ宮敬宇
北海道の牧場が原点である二ノ宮調教師は、出産や種付けにも携わった経験から、母の影響がゼロなのがもっとも良い繁殖牝馬であり、父(種牡馬)の影響を知らなければならないと説きます。種牡馬を評価するときには肢勢を、普段サラブレッドと接する中では脚の膝から下の部分を見ると言います。そして、かつて自らが手がけたイーストボーイやエルコンドルパサーらの名馬の理想の馬体について語ります。

「馬を観る 当歳から1歳までのサラブレッド種の評価方法」
吉田直哉
ウィンチェスターファーム(米国・ケンタッキー州)社主である吉田氏が、専門としている中期育成まで(当歳から1歳)のサラブレッド種の評価方法について説明します。新生子を見て、良いと感じるその根拠となるのは、顔つきが整っていること、馬体のバランス、体躯を見る。そして1歳馬を見るときは、馬体全体のバランスから歩様まで。詳しくは本文を読んでいただきたいのですが、POG一口馬主にも役立ちそうな話ばかりです。

「神の仔たちもみな踊る 産駒が父から受け継ぐ馬体的特徴の考察」
久保和功
種牡馬となり活躍している10頭のサラブレッドたちのパドックでの様子や馬体を振り返り、その産駒たちが受け継いでいる馬体的特徴を解説します。、ディープインパクトキングカメハメハステイゴールドシンボリクリスエスクロフネダイワメジャーハーツクライマンハッタンカフェなど、現役時代のパドック写真付きで解説します。

「アスリートとして生きる 獣医師として馬に寄り添う日々」
ハリケーンドクター
馬は人でいう中指一本で地に立ち、500kg近い体重を支えて走る。全力で走ると肢一本には体重の倍ほどの力がかかるという。ばんえい競馬で働く馬は1トン前後の体重になるし、乗用馬はより複雑な動きに対応しなくてはいけない。骨や関節、腱や靭帯などにかかる負担は大きい。担当者は毎日肢を触って熱感や腫れはないかを確かめ、歩きに異常がないかを注意深くチェックする。引退して種牡馬となり、日高に帰って来た馬には酷い肢をしている馬がいる。そんな肢を見るたび、現役時代を共にした関係者の苦労を想う。(本文より)

「馬を見る天才になる! 馬見の直感を磨くための実践的レッスン」
治郎丸敬之
馬を見る天才は、一瞬にして、その馬が走るかどうかを見分けることができます。
「なぜそう簡単に見分けられるのか?」と彼に尋ねると、彼はこう答えるはずです。
「勘だよ、勘」
その“勘"の正体とは一体なんでしょうか?
馬を見る天才も、必ずある思考プロセスを経て、馬体の評価を行っています。その思考プロセスを真似ることによって、私たちは馬を見る天才と同じ馬の見方ができるようになるのです。

 

著者について

 

■治郎丸敬之 Takayuki Jiromaru 岡山県生まれ、埼玉、東京、兵庫育ち。競馬ブログ「ガラスの競馬場」、およびメールマガジン「馬券のヒント」を主宰。単なる馬券検討ではなく、 競馬の持つ様々な魅力を広く伝えることをモットーとしている。好きな馬はシンコウラブリイヒシアマゾンブラックホーク、サイレンスズカ、スペシャ ルウィーク、キングカメハメハディープインパクトウオッカなど。敬愛するジョッキーは安藤勝己騎手、L・デットーリ騎手。

【主な活動暦】 2001年10月、故野平祐二調教師の競馬観に感銘し、その遺志を引き継ぐ形で、「ガラスの競馬場」を立ち上げる。2005年3月、「ガラス の競馬場」をブログに移行。2005年10月、競馬カメラマン集団Photostud とのコラボレーションで、ディープインパクト壁紙プレゼント企画 を行う。以降、同企画はシリーズとなり、引退式までの壁紙を300名以上の読者に無料でプレゼント。2006年4月、「にほんブログ村」の 競馬ブログランキング1位を獲得。2006年6月、株式会社ドワンゴの企画でパケットラジオの番組に出演。2006年7月、メールマガジン「馬 券のヒント」を創刊。100日連続で勝ち馬検討のヒントを配信。2006年10月、「21世紀の馬券戦略ライブ」を渋谷にて開催。翌年6月、 大阪でも開催。2007年11月、「プロフェッショナル馬券戦術ライブ」を渋谷にて開催。 2008年11月、「勝ちポジを探せ!」ライブを渋谷に て開催。2009年5月、東京競馬場にて、「プレミアムギャラリー」を開催し、エッセイ部門を担当する。

■ 荒木圭介 Keisuke Araki 山口県生まれ。競馬ブログ「半熟卵の冒険」、若駒戦に特化したプロジェクトサイト「若駒戦の密かな愉しみ」主宰。山本一生、高橋源一郎檜垣立哉、治郎丸たちの文章に触れたことで競馬に心酔。競馬歴は約3年。「競馬への好奇心と知識欲」「予想することの面白さ」で睡眠不足の日々を送る。

【主な活動暦】 2002年、ブックファースト京都店勤務時に書店員仲間で書評のフリーペーパー「Roll Over & Die!」を創刊。2004年、椎名誠・目黒孝二(=藤代三郎)率いる本の雑誌社に編集者として入社。2006年、日本語組版への興味が高まり、都内の印刷会社でDTP組版を生業に。2010年1月、ブログ「半熟卵の冒険」を立ち上げ、同年6月、プロジェクトサイト「若駒戦の密かな愉しみ」スタート。

 

 

 

 

 

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