白狸の考現家 +KEIBA

昔『ギャンブル依存症』でした。私は【競馬】で会社を転々としました・・・

力量>馬(力)を、個人(力)で自在に動かせるとでも思っているのでしょうか?

 こん○○は !! 白狸です。もう土曜日ですね。(^^ゞ 先週の競馬を観戦して気になった点が幾つかあったので、また忘れない内にメモを残しておきます。

 

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<其の1> 「馬」は抜群の仕上げっぷりだったのに・・・ 

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 土曜日のメイン重賞Rは地上波のパドック中継を見た限りでも、1番人気馬【アドマイヤマーズ】号の仕上げっぷりが際立ってましたね。今後に繋がる試金石としてもココは落としたくなかった1戦のつもりで陣営がいたことが覗えました。(^_^) けれどレースでは惨敗してしまいます。その敗因は「鞍上」だと思う次第。

 上位2頭は1番人気ではなかった分だけ、逆にマークして進めていける有利さはありましたけれども、あまりにも道中での“余力作り”に差が付きすぎてしまいました。そして直線での追い方も、その鞭の入れ方に於いて明らかに優劣を感じさせるものでした。馬に気合いを入れるタイミングが上位2騎手は文句なしでした。【アドマイヤマーズ】号は直線で口向きの悪さを見せたとはいえ、あれだけの馬に騎乗するのであればその点は戦前から十分に考慮されていたはずですからね。ただ強く鞭を叩いていただけにしか私の目には映りませんでした。これが「馬の行く気に任せる」横山典弘であったならば、鞭も入れずに諦めていたことでしょう。(苦笑) そうならないように彼ならば道中もっとリラックスさせて走らせていたはずですけれど。

 

 【社台】が騎乗依頼する「外国人ジョッキー」と「その他」の力量の違いがよく判る一戦かと思います。勝った2番人気馬【ノームコア】はココを叩いてまだ上積みが望める仕上げ方に私の目には映りました。余力を残して・かつ気分良く勝てた。そういう騎乗が期待できるからこそ、ルメールを多用するのでしょうね。彼は決して派手な追い方はせず「最期の直線までに如何に余力を残していけるか」を重視し・またそれが出来る一流のジョッキーです。

 2着に持ち込んだスミヨン。かつての彼の追い方は正直記憶にないのですが(苦笑)、力強く上半身を使って追う姿勢ですね。お尻の方はタッチする程度でバンバンと尻餅などはしておりません。D.レーンは強靱な下半身が印象的でしたが、C.スミヨンは上半身をしなるようにして力強く・馬に気合いを入れている。彼もそれなりに年を重ねているので、もう下半身で追うのは疲れるんでしょうね。(^o^;)

 

 何度も指摘しますが、馬の背で「尻餅」する追い方は最悪です。アナタ自身、四つん這いになって人を乗せて真似させてみて下さい。大事な背骨にどれだけ負担がのし掛かるか理解できるでしょう。今、この追い方が岩田康成/蛯名正義/川田将雅/戸崎圭太/M.デムーロらに見て取れます。馬の今後を考えず、ただその時の賞金を稼ぐだけ・競走馬保険目当ての騎乗とも言えます。馬にとっては“死に神”です。(爆) またこの尻餅騎乗は追い始める際に激しく上下運動して反動を付ける必要があるようで、体勢を崩して実に危なかったりします。岩田と蛯名はとくにクラッシャーぶりが酷いです。彼らが勝たせたGⅠ馬のその後を調べればよく分かります。(悲)

 

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<其の2> 「頭」を使った騎乗は苦手?(苦笑)

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 日曜日の一戦も「道中の余力の差」がハッキリと表れましたね。奇しくも【セレクトセール】での高額馬・億超え馬による、ワン・ツー決着となりましたが、正直、馬の出来は褒められた程の仕上げには私の目には映りませんでした。(^_^;) 1番人気【ヴェロックス】の方は今回も「整いました」といったキッチリとした仕上げ。戦前として、あとは「距離適性」がどうかといったところでしたね。

 で、レースの方は動画を見て貰えばハッキリしますが、内のエアポケットでじっくりと待機・これぞ京都外回りの乗り方!といった騎乗を見せた武豊が、昭和・平成・令和の3時代、菊花賞制覇を成し遂げます。追い込んできた2着・福永祐一も後方待機で余力を残したからこそのものでしたね。馬はホント、大物感がまだ全然感じないんですけれど。(^o^;)

 

 どうにも川田将雅というジョッキーは「戦略」「戦術」ってもののレンジ・幅に乏しいようです。「頭」を使うことが苦手なのかな ?? 印象としては岩田康成の「柔軟な猿騎乗」に類似した「豪腕な鬼騎乗」な感じ。実力馬に騎乗しても「戦術」が読みやすいから他の騎手にとっては御しやすいわけです。またM.デムーロ同様に、道中いかに馬に余力を残す騎乗をするか・位置を確保するのが下手なようです。(苦笑) 「GⅠを勝てない理由」としてはその点に尽きるのではないでしょうか? 今のままでは「逃げ馬」か「追い込み馬」のいずれかに的を絞った方が騎乗馬を奪われずに済みますね。(笑)

 

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 近藤利一、金子真人オーナーが次走も彼らを乗せるのか? 私ならば替えさせます。所属馬に余裕がある有力馬主さんですから「日本競馬の今後の発展」のためにも伸び盛りの若手騎手へチャンスを与えてあげて欲しいところ。勝つことばかりにこだわって、自国出身のジョッキーへチャンスを与えない、大富豪気取りをした【社台】にガツンとかまして欲しいなぁ。それがなかなか出来ないのは、馬の供給源を握られていることと/バカ高い厩舎維持費にあるんですけどね・・・ 。