1948.00 簡明装蹄 及 蹄病學
※書斎部屋
┣■実本には「家畜」とは書かれておりませんが、恐らく国会図書館所蔵の物と同じだと思われます。小さくて薄い頁数ですからね。これ以前にも装蹄に関する書物は発行されておりますが、実用として広く用いられていたのは持ち運びやすいサイズからしても本書だったのではないかと推測します。よく読み込まれた感じも受けますのでね。
┣■最近はネットオークションなどを通じて「和紙の古~い教科書」なども容易に入手することが出来るようになりましたが、実際に見開いてみると真面目に勉学に勤しんでいたことがよく分かります。ごくたま~にですがイタズラ書きされた物もありましたけどね。(笑) 特に医学系に関しては印刷がまだ普及していなかった頃は筆書きで丁寧に模写していたりするので、ちょっと感動しました。灯りはロウソク・提灯しかなかっただろうに、学び・盗み・吸収してやろうという意気込みが古書から伝わってくるんですよね。
┗■終戦間もない・誰しもが明日の生活・食べ物に苦労する中で必死になって学んだであろう。その熱意に見事に応えた名著だったのではないでしょうか。