内容説明
競馬はギャンブルのみならず!馬と文士の群像劇が織りなす、知られざる競馬文壇史。大連、平壌、台湾、樺太…今はなき戦時下の競馬場を吉田初三郎の鳥瞰図で巡る。
目次
第1章 競馬の文化手帖(競馬場外物語―菊池寛;馬の応援とご先祖様―吉屋信子;彼女に学ぶ競馬の歴史―舟橋聖一;馬産物語の誕生―舟橋聖一;大連競馬ミステリー―大庭武年 ほか)
第2章 競馬場の地図絵巻(鳥瞰図と馬産地―青森・八戸競馬場 佐藤春夫;馬嘶く赤城山―群馬・高崎競馬場 志賀直哉;北朝鮮の競馬場―北朝鮮 平壌競馬場 五木寛之;白鷺と馬のコラボレーション―兵庫・姫路競馬場 阿部知二;犀川のほとり―石川・金沢競馬場 室生犀星 ほか)
著者等紹介
石川肇[イシカワハジメ]
1970年生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻単位取得退学。博士(学術)。現在、国際日本文化研究センター助教。和辻哲郎文化賞推薦委員、舟橋聖一記念文庫特別アドバイザー、東映太秦映画村アンバサダー。東アジア近代における大衆文化・文学・ツーリズムを研究対象とし、「舟橋聖一の愛馬命名と女たち」で第11回Gallpエッセー大賞受賞(産経新聞社、2015)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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