※書斎部屋
「ジェネラル・スタッド・ブック(サラブレッド血統登録書或いは繁殖成績台帳)」の「序巻(イントロダクション)」発行200周年を記念して発刊された、「A HISTORY OF THE GENERAL STUD-BOOK(1991)」の全訳。
目次
第1章 ブリテン島における初期の競馬
第2章 ウェザビー一族の人太
第3章 「ジェネラル・スタッド・ブック」の「序巻」及び第1巻
第4章 「GSB」の「序巻」と第1巻の著者の特定
第5章 余話
第6章 19世紀最初の四半世紀に「GSB」の編集スタッフが直面した課題
第7章 サラブレッドと非サラブレッド
第8章 非サラブレッドとそのレース
第9章 19世紀におけるサラブレッドの輸出
第10章 新たに輸入されたアラビア馬
第11章 繁殖用馬の輸入
第12章 愛国とアイルランドの半血馬
第13章 「非サラブレッド雌馬登録簿」
第14章 「GSB」への登載陽軒の最近における変遷
第15章 国際血統書委員会
第16章 『ジェネラル・スタッド・ブック』の今後の展望
付録 『ジェネラル・スタッド・ブック』の編集者,発行者及び所有者などに就任したウェザビー家一族の系譜馬名索引
一般索引
追録 『ジェネラル・スタッド・ブック』「序巻」の一部
┣■まさにサラブレッド界の“アダムとイヴ”の成り立ちですね。(^o^;) 英国は日本と同じ「島国」というのが個人的には興味深いです。“連れて来るしかない”状況下で、どのようにして創造していったのか。日本がこれだけ競馬が発展した要因にも「島国」であることが大きな理由に思えてなりません。
┗■日本でもこの「血脈」を監視・管理・書庫するまでに紆余曲折がありました。面倒臭い作業を引き受けてくれる輩の登場をひたすら待つしかなかったわけです。発展し・面白ければ“小バエ”のように勝手に集ってきますが。(^o^;) 記述家は今の日本の競馬をどのように診ているのか、ちょっと訊ねてみたい気がします。