白狸の考現家 +KEIBA

昔『ギャンブル依存症』でした。私は【競馬】で会社を転々としました・・・

苦笑>私には非常に “カッコ悪く” 映ったけどね。。。

 こん○○は !! 白狸です。この夏競馬でもう1つ印象に残ったことがあるのでメモしておきます。

 

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 今回のレースでは、最後に差し返したところに注目が集まると思いますが、その差し返す脚が使えたのは道中の運びの上手さだったのではないかと。ラップの刻み方もファインプレーと言えるようなタイムですし、最初のコーナーに入った時の抑え方、馬をコントロールするために出す扶助操作、随所に上手さが見られました。

 勝春は技術の高いジョッキーですが、それだけではなくて、ずっとコンビを組ませてもらっているからこその部分もあったと思います。勝春もマイスタイルのことをよくわかっているし、馬自身も勝春のことをよくわかっているのではないでしょうか。オーナーや昆先生の考え方だと思いますが、長くコンビを組んで戦うというのは僕も好きなスタイルです。

 さらに今回のレースは、細かいところを丁寧に積み重ねた上で、「絶対に勝つんだ!」という強い気持ちを馬に伝える、とても気持ちのこもった騎乗だったと思います。

 騎手にはそれぞれに理想とする騎乗スタイルがあり、

 

 この文面だけを読むと「乗れてた」という印象しか抱けませんが、実際には“老いぼれ”っぷりが私には酷く感じられたものでした。今春は「D.レーン旋風」が吹き荒れたわけですが、その時に私が強く指摘した“下半身”に、これだけ差を感じたことはなかったです。48歳となった田中勝春騎手の下半身はもうまるで使えていません。

 

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 肩越しに上半身で追っているように見せているだけ。私には“鍛錬不足”としか思えませんでした。確かに若かりし頃の同ジョッキーの暴れっぷりは【府中・東京競馬場】を毎週末通い詰めていた私の目に鮮明に残っておりますが、それゆえに“老いっぷり”が目立ちました。「恵まれすぎた環境」に自身甘えすぎてしまったんですね。ひと昔前ならば、とっくの昔に若手から引導を渡されていると思うのですが・・・ 

 

 ちょうど先週土曜日【ウイニング競馬】にて、柴田義臣&田中勝春ジョッキーが取り上げられておりましたね。前者は多趣味、後者は甘ったれ・ミーハーで、本業である競馬に対してクレバーになりきれなかった・真剣みが足りなかったと私は見ています。それは多くの競馬ファンが感じていて、地元関東では「義臣先生」などと揶揄した呼ばれ方をされておりました。(苦笑)

 

 「この世代は恵まれている」。「競馬は世の中を映す・先行する鏡」などとも例えられますが、今流行の「生産性」を取り上げるのであれば、もう引導を渡すべきだと思います。この程度の騎乗ならば。武豊が凄いのは「老いを補う努力が感じられる」ところで(たまに制御しきれずに斜行・仕掛けミスをしますが・笑)、そうした鍛錬を私が見て感じられるのが福永祐一だったりします。

 

JRAのジョッキーは、金銭的に恵まれすぎています。それならもっとシビアに評価されなくちゃいけません。今ソレが“日本人のしがらみ”から避けるように、外国人ジョッキー起用へと流れている。そんな気が私はしますね。

 

 佐藤哲三の方が鍛錬を怠らずに乗れてましたよ。(笑) 評論家として続けていくのであれば、“おべんちゃら”でもこんな評価はすべきではないと私は思います。ハイ。